日本語レッスンで、学習者がフリートークを希望される場合、話のネタをいくつか準備します。ネタで話が広がり学習者がたくさん日本語を話してくれるといいのですが、1時間のレッスンは思ったより長く、会話が途切れそうになることが何度もあります。そういう時のためにいくつかのネタをストックしておきます。できれば旬のネタを。
先日のオンラインレッスンは「海の日」に行われたので、「海の日」に関する話をネタとして用意することにしました。
そう言いつつ、「海の日」って、ハッピーマンデーで休み~!ぐらいの知識しかなくて、由来や制定された日とか知らないなぁ。。ネタ探しは自分の勉強にもなります。
ちなみに「海の日」をざっくり言うと、1896年に明治天皇が青森や函館を視察する際に船を使い、無事に帰途に着くことができたことにちなんで、海への感謝を込めて100年後の1996年に制定されたそうです。当初、海の日は7月20日でしたが、祝日法改正により2003年から第三月曜日になりました。
さて、フリートークの話ですが、こちらから話題をリードすることもあれば、学習者から積極的に話をしてくる場合もあります。その時は何の話が出てくるか分かりません。傍らにパソコンで検索サイトを立ち上げておきながら、できるだけその場で質問に答えられるようにしています。
先日のオンラインレッスン、フリートークの相手は、アメリカ出身の方でした。オンラインがつながるや否や、すぐに話しかけてきました。
「先生、今日は海の日ですね。休みですね。どうして今日は海の日ですか」
おぉっ、山が当たった!私は知っているのが当然のごとく、涼しい顔をして説明しました。ここから海とか連休の話にトークを広げることができれば・・。
「オー、分かりました!8月も山の日がありますね。どうしてですか」
そっちにきたかー!「ちょ、ちょっと待ってくださいね💦」検索検索…あれ?
「えっと、山の日は8月11日です。でも、日にちはみんなで話して決めました。山の日ができたので、8月も祝日ができました」
「オー、そうですか!休みができました。いいですねー!」
フリートークは、とっさのアドリブと柔軟性が必要とされます(汗)
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