今年70歳になった名古屋在住の義兄が沖縄に来たので、先日家族で義兄の古希の祝いをしました。
もっとも沖縄では生まれ年にお祝いをする慣習なので、数え年73歳を「古希」としてお祝いすることが多いのですが、今回いいタイミングだからということで、琉球料理の有名な「料亭那覇」でお祝いすることになりました。
テーブルの上には、盃(おとそ?)、鯛の形をした入れ物、そして山積みのサーターアンダギー。鯛の入れ物の中には、鰹節と盛り塩と塩昆布が入っていました。
「鰹節は節目節目という意味です。塩は魔除けや、カリー(喜例:おめでたいこと)の席に欠かせないもの、昆布は「喜ぶ」ということから、それぞれ縁起物として供えられています。サーターアンダギーは油で揚げるとクルクルと回りながら最後は花のように広がる(割れる?)ことから、皆さんに花が咲きますように、福が来ますようにという意味が込められています」
へぇ。。お祝い事って、知っているようで知らない事ばかりです。
琉球料理も、定番の料理から初めて食べるものまでいろいろと出てきました。
島らっきょの塩漬け&天ぷら、ジーマーミ豆腐、ウミンス(梅みそ)、アーサ(あおさ)のこんにゃく、いなむどぅち、ラフテー、などなど。
食事の途中で、三線を引きながらの琉球民謡や、琉球舞踊も見ることができました。
お祝いの席に琉球舞踊が来るとなると、お約束は・・。
「はい、では締めくくりには皆さんでカチャーシーをしてお祝いいたしましょう」
やっぱり。。
沖縄のお祝いの席では欠かせない習慣、お祝いの踊りです。
ここは下手でもノリよく踊って盛り上げるところです。恥ずかしさが吹っ切れると楽しいです。
もう食べきれないと思ったお腹も、いい運動になったのか、その後の食事もおいしくいただくことができました(笑)。
こういう慶弔のイベントって、正直面倒だなぁと思ったりもしますが、こうやってみんなで集まってワイワイしながらやってみると、やっぱりいいもんだなと思いました。
おかげであやかることができました。義兄さん、これからもお元気でいてください。
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