ばね指

「歳取るとだんだん身体が言うこときかなくなるっていうけどさ、実際は違うよ。60歳、70歳とか節目になったらガックーン!って、ガタがくるから」

姉がそう言っていた。

そっか。

でも、個人的には、だんだんと老化は進んでいくけど、毎日の生活で一生懸命だから気がつかないだけで、あーもう60かぁ、70かぁなんてふと歳のことを考えた時に、急に自分の身体の衰えに気がつく、って感じなんじゃないかなって、思っている。

この前のアンコンで楽譜が見えづらくなっていて、調べたら白内障だったというのはブログでも書いたが、実はもう一つ、早いパッセージを練習しているときに、指が腱鞘炎のように痛いなぁと感じていた。

だんだんそれもエスカレートしてきて、最近は手を握りしめたらなかなか元に戻らず、カクっと弾みをつけてやっと手が開くようになってきた。

「それ、ばね指だと思う」

奥さんがそう言っていた。

「ばね指?初めて聞いた」

「年寄りがよくなるんだって」

「・・・」

病院で診てもらった方がいいと言われ、先日の眼科からほどなくして、生まれて初めての整形外科へ。

「ばね指ですねー」

若い女性のお医者さんがさらっと言った。

「治りますか?」

「サポーターなどの外的処置から注射などして状況をみて、改善が見られない場合は手術になりますね。取り合えず今回は湿布から始めてみましょう」

はぁ。。

健康は財産だ。当然身体のメンテは必要だ。

でもこの先、何度も自分を補修して、何をそんなに頑張るのだろう・・。

ちょっとだけ悲観的な思考が頭の中をよぎった。

体力の維持の前に、気力の維持がもっと大事なのかもしれない。

まぁ、今年は節目の歳なんでしょう。

あまり深いことは考えずに。。

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