9月になって、急にY君からの連絡が途絶えた時には焦った。
僕が知っている彼の情報は、電話番号とアドレスとLINEのIDと…つまり彼のスマホの情報だけだった。そのスマホが使われなくなると、もう生きているのか死んでいるのかも分からなくなってしまう。
それでもY君が亡くなったのを知ることができたのは、彼がエンディングノートを残していて、それにご家族が気づいたから。
Y君、君はエンディングノートに、僕の電話番号を書いて、「ショートメールで報告だけしといて」って書いてあったそうだね。
あとは数人の知人の連絡先だけで、葬儀も家族だけの小さなものを希望していたとか。
でもさ、家族以外、君のこれまでの存在が人知れず風化されてしまうってどうなんだろ。
お焼香に君の家に行って、君との思い出話をしたとき、ご家族の人とっても喜んでたよ。知らない君の足跡を知ることができたって。
仙台滞在中に、Y君やご家族とかから聞いた仙台の有名な食事処に行った。半田屋、塩釜港、仙台っ子ラーメン、仙台朝市・・。胃が痛くなるくらい(苦笑)
Y君、また仙台に行くよ。そしてまた仙台の美味しいもの食べまくって、仙台を満喫するよ。そして逐一、君に報告する。
Y君がどう思うか知らないけど、僕は君が生きていたことを忘れない。
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