日本語学校で卒業前最後の授業で、お別れの言葉を学生たちの言語で書くという特訓は何とか無事に終わりましたが、実はもう一つ特訓中でありまして。
「アンサンブルコンテスト終わったでしょ。じゃ、こっちの練習よろしくね」
そう言って渡されたのは、大正琴の譜面。
大正琴もリコーダーと同じく、ソプラノ、アルト、テナー、バスといろいろな種類があり、アンサンブルができます。
で、もらった曲は美空ひばりの名曲「真赤な太陽」。そしてパートはテナー。
あの、確かに前回も1度演奏会に駆り出されましたけど、その時はメロディばかりのソプラノでして、テナーって、触ったこともないんですけど・・。
おそるおそる楽器を取り出して弾いてみる。
低音楽器だけあって大きい。ゆ、指が届かない。。
「あ、あのメンバーは?」
「男だけ6人。前と同じく男性にもたくさん大正琴に参加してもらいたいためのPR演奏だから」
「そのうちテナーは?」
「あなた一人」
「他のメンバーとの合同練習はいつ?」
「ないよ」
「えっ、じゃ当日のリハーサルは・・何時から?」
「リハーサルないんだって。ぶっつけ本番」
「・・・」
言語練習よりハードルが高い。全くできる気がしないんですけど。
「だいじょうぶよ。いつもクラリネットアンサンブルやってるんだから、合わせるの得意でしょ」
えっと、いや、そもそも楽器が違うし、初めての楽器なんですけど。。
とは言え、いつも自由に活動させてもらっているから、こんな時くらいはポイント稼ぎしておかないと。
このままでは、美空ひばり様にも申し訳ないし。
くっ、腱鞘炎になりそう💦腕が鍛えられます。
本番まであと三日。
クラリネットアンサンブルと違って、不安と緊張しかないんですが・・。
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