台南駅のお隣にある保安(バオアン)駅。
先日載せた「十鼓仁糖文創園区」の最寄りの駅でもあります。
しずか~なホームと、ふる~い駅舎。
時の流れが急にゆっくりとなり、せかせかした毎日の感情がスッと消えていきます。
1899年に建てられ、現在台湾でもっとも保存状態の良い日本統治時代の木造建築の駅だとか。
周りは何にもありませんが、駅を見るだけで楽しめます。
そんな保安駅ですが、ここで同じ路線にある永康駅行きの切符を買って時計回りに読むと、「永保安康」(安らかな生活と健康な体を永遠に保つ)となり、縁起のいい切符として更に人気のある駅になったそうです。
前日「十鼓仁糖文創園区」に行く時にもこの駅で降りたのに、切符を買うのを忘れてしまったので、また行ってきました。
つたない中国語で窓口の人に切符をお願いすると、「あんたもか」と言わんばかりに苦笑いされつつ、切符を渡してくれました。
切符を受け取って駅舎の外に出ようとした時、さっきの駅員さんが、「スタンプもあるよ!」と追いかけて来て、スタンプのあるところまで案内してくれました。
何か人情味を感じます。
新幹線の台南駅(本当は沙崙駅)は市街地の台南駅から少し離れたところにあって、保安駅はその途中駅でもあります。
保安駅で忘れた買い物を済ませたので、そのまま次の列車で新幹線台南駅に向かい、台北に移動します。
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