「ラ行」の発音

趣味でいくつか外国語を勉強していますが、どの外国語に対しても共通して、「ラ行」の発音が個人的に鬼門になっています。英語の勉強で、日本人が「r」と「l」で悩まされるのはよく知られていますが、他の外国語でもやっぱり「ラ行」の発音は日本人には難しいかもしれません。

中国語の「ラ行」も日本人には難しい発音です。私たちが一番最初に勉強する、「私は日本人です」(我是日本人 wo3shi4ri4ben3ren2:ウォー・シー・リーベンレン)では、いきなり「ラ行」が2つも出てきて、初っ端で挫折しそうになった方もいるのではないでしょうか。

そこで、国際音声記号を調べてみました。これは、あらゆる言語の音声を文字で表記すべく、国際音声学会が定めた音声記号です(詳しい内容はWikipediaなどでご確認ください)。すると、日本人が「ラ行」と思っている「r」の発音は、一例ですが、英語 [ɹ] [l]、韓国語 [r]、中国語[ɻ]、フランス語[ʁ]、ベトナム語[ʐ]、という発音になるそうです。全部違うじゃん!(笑)英語でさえも、「r」がひっくり返ったような [ɹ]で表記されています。

さらにびっくりしたのは、私たちが普通と思っている日本語の「ラ」の発音も、国際音声記号では、 [ ɾa ]←「r」の上の部分が欠けているような記号、になるそうです。つまり、日本語の「ラ行」の発音自体も難しいってことですか(苦笑)

私は車で移動する時は、よく語学テキストの音源を流しながら、発音練習、特にラ行の練習をしていました。過去形なのは、最近語学勉強をサボり気味で(汗)

でも来週、久しぶりにベトナム語と韓国語のレッスンがあるので、週末は車の中で、「ʐa ʐa ʐa ʐa…」「ra ra ra ra…」ばかり口ずさんでいるかも(笑)

ヨスさんの「英語びより」というサイトで、日本語の「ラ」および、英語の「r」「l」についての発音の仕方や、口の中の形状などについてご紹介されていますので、興味のある方はご参考まで見てみてください。


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