2021.10.29 08:06「緑」の地雷今日のオンラインレッスンは色について教えた。「はい、色の名前について勉強しました。これに『い』をつけると、形容詞になります。例えば・・」と言って、テキストを見せた。「赤に『い』をつけて『赤い』、青に『い』で『青い』です。こんな風に、白は『白い』、黒は『黒い』、黄色『黄色い』、茶色『茶色い』、緑は・・」げっ…。しまった、予習してこなかった(汗)「あ、えっと、緑は、「の」をつけます。「緑の」と言います」「どうして緑は「い」じゃないんですか」あ、やっぱり。そう聞くよね(苦笑)僕はありったけの記憶を振り絞って答えた。半分怪しげな英語を入れて。「『緑』の色は、新しい言葉です。昔は緑色も『青』と呼んでいました。今でも時々緑色のものを青と言います。例えば、信号は何色...
2021.10.21 08:30漫才口調「今日は何曜日ですか?」「んー、よ、ようび?」「そうです、曜日。今日はTuesday、火曜日です」毎週火曜日のオンラインレッスン。非漢字圏の人にとって曜日を覚えるのは、漢字圏の人以上に難しそうにみえる。それでも学習者は一生懸命だ。次のレッスンの時には一通り覚えてきている。「曜日、覚えましたか」「はい、にちようび、げつようび、かようび、すいようび・・」「いいですね、じゃ今日は何曜日ですか?」「もくようび?」「なんでやねん!」関西人ではないが、つい突っ込んでしまった(笑)まるで漫才のようなやり取りに思わず爆笑してしまったが、こんな笑いのツボは日本語習いたての人にはちょっと分からないだろうな。日本人でさえ、アメリカのトークとか、例え字幕があったとしても、どう...
2021.10.17 04:25男の手料理、いただきました午前中は台湾人のSさんのオフィスを訪ねてのレッスン。男同士、年齢も近いこともあって結構話も合う。そしてなぜか話題がよく食べ物の話になる。「先生は料理しますか」「いいえ、全くできません。「チン」だけです。あ、「チン」分かりますか?」「はい、微波爐(wei2bo1lu2 ウェイボール―)ですね」「あ、はい。日本語で電子レンジです。Sさんは料理しますか」「はい。簡単な料理だけ」「へぇー、すごいですね!」「あ、先生、今から作る。簡単な料理。先生もできます」そう言って、席を立つとそそくさとキッチンらしき所に入っていった。え、あ、へ?何も返事を返せないうちに、ジャージャーと何か炒める音がしてきた。ボーっとしていること10分、Sさんが丼椀を持ってきた。「これ、台湾の...
2021.10.13 09:13狐の嫁入りと太陽雨/한국어(Korean)カフェで韓国語のレッスンを終わって外に出ると、太陽が照らす中で雨が降っていた。「こんな天気のこと、日本では何と言いますか?」韓国語の先生がたずねてきた。「まぁ・・・狐の嫁入り、とかですかね」「そうなんですね!韓国語でも、『狐雨』(여우비:ヨウピ)と言って、狐を使います。面白いですね!」へぇ、そうなんだ。ネットで少し調べてみると、韓国で言う「狐雨」の語源は日本から伝わってきたらしい。実は、私にとって「狐の嫁入り」という言葉は、自分が大きくなってから知った単語だ。後になって沖縄に入ってきた言葉じゃないかと思う。私の理解が正しければ、昔から沖縄で使われていた言葉は、「太陽雨」だ。その後、偶然にも、台湾の友達から似たような質問をされた。「天気のいい日に降る雨の...
2021.10.03 02:40初出勤日に40度10月最初の日、高熱が出た。新しい仕事の初日から、「発熱で休みます」というのは、相手の職場も緊張が走るしこちらの信用もガタ落ちだけど、そうも言ってられない。というか、すでに判断能力がなかった。やっとのことでありのままの事情をメールし、残った気力で病院に行った。PCR検査をして家に戻ると、熱は40度まで上がり、そのまま意識を失った。個人的には37度台の微熱が一番活動するのに辛くて、38度台になるとキツイのを通り越してハイな状態になる。しかし、40度くらいになると、もう何もできなくなる。ひたすら寝た状態を維持したいという気持ちだけになる。おかげで、夕方から予定していた別のオンラインレッスン2件もキャンセルだ。しかしすでにスマホを握る気力もなく、昏々と夕方ま...